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音楽家をこころざし、東京藝術大学(当時・東京音楽学校)に入学したものの、 第二次大戦の迫る戦火のため、勉学半ばにして学徒出陣した青年たち。 残された楽譜から、七十余年の時を超え、青春の息吹きが甦る。

戦没学生の遺した譜面は、作品である以前に遺品です。多くの資料が空襲で燃えてしまった中、ご遺族の皆さまが譜面を大切に保存されていたからこそ、今回の演奏会につながりました。彼らが遺した譜面は、その学生が生きていた証しです。戦後七十数年が経過し、戦没学生の存在が記録からも記憶からも消えてしまいかねない状況の中、芸術的価値とは別の視点で、彼らの作品を演奏していくことは重要だと考えています。その作品は未熟かもしれませんが、そのひとつひとつが遺言ともいえる強いメッセージを放っているからです。

大石 泰

(東京藝術大学演奏藝術センター教授)

 

金持亜実(Sop)
永井和子(Mez)
澤原行正(Ten)
田中俊太郎(Bar)
高崎翔平(Bas)
河村玲於(Ob)
澤 和樹(Vn)
成田七海(Vc)
中田恵子(Org)
迫 昭嘉、秋場敬浩、
小鍛冶邦隆、森 裕子、
松岡あさひ(以上Pf) 
藝大学生・卒業生有志コーラス、千葉芳裕(Cond) 

録音:2017年7月
東京藝術大学 奏楽堂
DCJA-21039
税抜き価格 2,500円


歌曲《犬と雲》
葛原 守(作詞:西條八十)
歌曲《かなしひものよ》
葛原 守
オーボエ独奏曲
葛原 守
《鎮魂歌》
鬼頭恭一
無題(アレグレット ハ長調)
鬼頭恭一
歌曲《雨》
鬼頭恭一(作詞:清水史子)
《級歌》
草川 宏(作詞:一色範義)
歌曲《黄昏》
草川 宏(作詞:島崎藤村)
歌曲《浦島》
草川 宏(作詞:島崎藤村)
ピアノ・ソナタ第1番
草川 宏
歌曲《君のため》
村野弘二(作歌:宗良親王)
歌曲《この朝のなげかひは》
村野弘二(作詞:大木惇夫)
歌曲《重たげの夢》
村野弘二(作詞:三好達治)
オペラ《白狐》より〈こるはの独唱〉
村野弘二(台本:岡倉天心)

四人の戦没学生 略歴


葛原 守

(1922-1945)
1922(大正11)年10月22日東京生まれ。昭和15年4月ピアニストを目指し東京音楽学校予科入学。同18年9月本科器楽部繰りあげ卒業。翌19年3月応召後フィリピンで罹病。昭和20年4月12日、台湾にて戦病死。


鬼頭 恭一

(1922-1945)
1922(大正11)年6月10日愛知生まれ。昭和17年4月、東京音楽学校予科入学。翌年18年11月本科作曲部を仮卒業し学徒出陣。海軍に入団し、昭和20年7月29日、霞ヶ浦航空隊での訓練中、事故により殉死。


草川 宏

(1921-1945)
1921(大正10)年10月28日東京生まれ。昭和15年4月東京音楽学校予科入学。同18年9月本科作曲部繰りあげ卒業、研究科に進学。昭和19年6月入隊。昭和20年6月2日、フィリピン、ルソン島バギオにて戦死。


村野 弘二

(1923-1945)
1923(大正12)年7月30日兵庫生まれ。昭和17年4月東京音楽学校予科入学。翌18年11月本科作曲部を仮卒業し学徒出陣。昭和20年8月21日、フィリピン、ルソン島ブンヒヤンにて自決。

 
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