朝比奈義一(ソプラニスト)
幼少よりピアノをはじめ、変声後、マリア・カラスの影響を受けヴォイス・トレーニングによりソプラノ発声と唱法を習得。明治学院大学文学部英文学科卒業。英仏独伊の各語を学ぶ。在学中に戸川昌子氏に見出され“龍勇太”の芸名でピアニストを経て、歌手としての本領を発揮。
1986年、テレビ朝日『題名のない音楽会』に出演。無名の新人としては異例の特集番組で早くもお茶の間に登場。故黛敏郎氏より“日本唯一の見事な男声ソプラノ!”と絶賛される。カウンターテナーのイメージとは違う大ホールに響き渡る輝かしいベル・カントに万人が驚嘆。“奇跡の男声ソプラノ”(東京新聞)と評され大きな反響を呼び、佐藤しのぶ氏との共演やテレビ、中島梓(栗本薫)氏が彼の為に書き下ろしたミュージカルなどに主演。
1987年、これまでサミュエル・レイミーやバーバラ・ヘンドリクスなど、多くのアメリカ人アーティストをヨーロッパデビューへ導いた、米国屈指の音楽財団AIMSのオペラ歌手オーディションに史上最年少で合格。ゲティの新作『プランプ・ジャック』ヨーロッパ初演ソリストとして、グラーツ夏の音楽祭に出演。
1988年より、ニューヨークへ渡り研鑽を積む。
1990年、<国際モーツァルト声楽コンクール>オペラのカストラートの役柄を競うソプラニスト(男声ソプラノ)とカウンターテナー(男声アルト)の為の<特別 部門>に入賞。
1993年、日本初のソプラニスト・リサイタル開催。“世界的にも稀な声”(『音楽の友』誌)と評された。
以来、カストラート・ロールを中心に、ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場やグラーツ歌劇場、シュテファニアン・ザール等、欧米各地で活躍。ズボン役もこなせる世界的に稀有なソプラニストのひとり。

 
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